VESPERBELL 3rd One-Man Live BEYOND ライブ体験記

体験記② 入場から終演まで

18:00~19:00 入場から開演まで

48番の私がフロアに入った時点で、最前列~2列目まで埋まっていました。
フロアの構造はだいたいこんな感じ。

私は↑ののところ、前から3列目のフロア左端にポジショニングしました。
後方から見ると半分ほど柱の影に隠れることもあり、後ろのBELLSの視界を気にすることなく思いっきり腕を挙げたり跳んだりできる神ポジションでした。

ステージには楽器がセッティングしてあり、生バンドライブだ・・・と強く実感します。

VESPERBELLのライブはステージの3D演出が非常に凝っているのが特徴です。
特に『RUMBLING』では、物理的に設置されたセットと3Dグラフィックで描かれる背景が一体となっていて、ステージがそのまま宇宙船に繋がっているかと錯覚するほど見事でした。

(参考)

それに対して、今回のステージは至ってシンプルです。

『BEYOND』というタイトルの通り、今回のライブのテーマは、生バンドを媒介にしてヨミ・カスカとBELLSとの間にある次元の壁を超えること。

サウンド面だけでなく視覚的にも「今まさに目の前で奏でている物理的存在」のリアルな質感こそが、一番の演出なのです。
それを際立たせるために、あえて自分たちの武器である美麗・壮大な3Dを封印した演出チームの心意気、好き。

・・・と、そんな感じでステージを眺めつつ、周囲のBELLSたちと「どの曲来るかな?」なんて話していると、すぐに開演時間に。

オープニング

フロアの照明が絞られていく瞬間、たまりませんよね。
スクリーンにOPムービーが流れます。

Bell Ringer のインストをベースに激しいロックアレンジの加えられたサウンド。
BELLS達からOi! Oi!! の声が湧き出し、期待と興奮がフロアを満たしていきます。

OPムービーが終わって、いつもならここで曲が始まるのですが、今回は違います。
生バンドライブ、生バンドライブなのです。

ドラムの4ビートに合わせ楽器隊の演奏が始まります。

・・・だけでなく、ギターの坂本ニキ(この記事では敬意を込めてそう呼ばせていただきます)が拳を振ってフロアを煽る煽る!!

呼応してBELLSの声のボリュームもぐっと上がります。
流石プロ、俺達のリードまでしてくれるとは。

そして、中央に現れる、2人。

静かに佇むその姿に、神々しさすら覚えます。

それも束の間。

みんなーーー!おまたせーーーーー!!!

ブンブン手を振りぴょんぴょん跳ねるカスカかわいいうおおおおおお!!!!

お前ら声出す準備出来てんのか!????

あっいつものヨミだうおおおおお!!!

フロアのレスポンスは、もはや地響き。

行くぞ、LIQUID!!!!!!

01. RAMPAGE

RAMPAGEは、VESPERBELL初の現地ライブ『RAMPAGE』に合わせて作られた、いわば現地ライブのための曲
ライブでの盛り上がりに限って言えば、VESPERBELLのオリジナル曲のなかで『最強』のカードです。

それを1枚目に切ってくるのは、もう、
「お前ら今日は最初から全力全開でぶつかってこい!!!!」
というメッセージに他なりません。

そして、その呼びかけに確かに応えるBELLS。
声も、クラップも、デカい――!!

まさに空も地も揺るがすくらいのシャウトです。

見てくださいよ。

ライブ1曲目で、

この熱。

そして、生バンドの音、滅茶苦茶気持ち良い!!

ベースやバスドラの低音、鼓膜だけでなく肌を震わせる圧、これはライブハウスでないと味わえません。

エッジが立った演奏と心地よい歪みで「ロック」の味をぐっと高めてくれるギター。
ときに清涼感を、ときに厚みを加えてくれるキーボード。
最高です。
やっぱロックって良いよなああ。

ギターソロからCメロの吠えるようなギター、まじかっけえ。

からの、この盛り上げ方ですよ。
ここでもう坂本ニキ大好きになっちゃいました。

負けじとキーボードの鳥山ニキもクラップを煽ります。好き。

驚いたのは、バンド隊の演奏には身体中に響き渡るほどの音圧、音の厚みがありながら、それらがボーカルを一切邪魔しないこと。
私はスピーカーのほぼ真ん前に居たのですが、二人の歌声を聴くのに一切の妨げがありませんでした。

(ライブ専用耳栓を持っていき、最初の20秒ほどは装着していたのですが、すぐに不要だと気付いて外したくらいです。)

それでいて、ボーカルが浮くようなこともなく「バンドとして一体になった音」を奏でているのだから、意味がわかりません。

VESPERBELLのワンマンライブの音響は、『RAMPAGE』 『RUMBLING』そして今回『BEYOND』と、すべてイザワジュン氏が担当されています。

恐るべしイザワマジック。

すごいのはサウンド周りだけではありません。

フェイスマスクの質感とかビジュアルのクオリティー上がってない???

(追記:RUMBLINGから3D自体に改修が入ったわけではなく、会場の映像設備の違いだそうです。にしてもすごい・・・。)

「全部全部 truth」のところ、気付いた方はいらっしゃるでしょうか。


フェイスマスクを、投げています
そんなこと出来るんだ・・・。

あらゆるもののクオリティに感動していたら、一瞬の間に曲が終わってしまいました。

にしてもこの止めポーズ、かっこよ過ぎんか。

このポーズのままメガホンからマイクに換装する演出、天才。

02. inspire

おいおい一曲目でバテてんじゃねえぞ!!

いえーーーーーい!!

せーの、オイ!! オイ!!

続けて2曲目、inspire
VESPERBELL 1st アルバム『革命』収録曲。
Dearと共に、ヨミが作詞した曲です。
歌詞がほんとに良く出来ていて、アルバムに至るまでのVESPERBELLの曲のエッセンスが随所に散りばめられています。

そして同時に、ライブで盛り上がる曲

2人が言葉で・ジェスチャーで導いてくれるので、BELLSも伸び伸びとノれます。

こちらは「信じて走る」カスカさん。かわいい。

観客を思いっきり楽しませよう!という2人のサービス精神、大好きです。

ライブ直前の配信で「ノリ方の見本」をやってくれたのも、彼女たちのサービス精神の表れですよね。

彼女たちが言うとおり、ノリ方に正解なんて決まってなくて、それぞれ一人ひとりが最高に楽しくなれれば良い。
同感です。

一方で、BELLSには若者も多く「今日が人生初のライブ」という方もよく見かけます。
その中には、何もわからず現地に行っておっかなびっくりするよりも、予め「こんな感じのノリで良いんだ」と雰囲気を掴んでおいたほうが楽しみやすい、という方も居るはず。

「WOW WOW RAMPAGE!!」などの盛り上がりポイントは、一緒に声を出せたほうが楽しいですし!

そういうことを考えて色々と準備や工夫をしてくれるの、本当にありがたいです。

そんな「盛り上がりポイント」の一つが、inspireにもあります。

頭振る準備できてんのか!!!????

そう、VESPERBELL名物(?)、ヘドバン

静止画だとわかりづらいのですが、画面に映ってるBELLS全員(マジの全員)頭振ってます
バンドメンバーの皆さまも。

クソ楽しい。

ヨミの「よくできました」で沸くBELLS。ニコニコのカスカさん。
最高か。

inspireをセトリ2曲目に持ってきたのは
『まだライブに入りきれてない人もヘドバンっていうアクションに巻き込んで吹っ切れさせる
…という仕掛けでもある、ような気がしています。

そういう仕掛けは今回だけではありません。
1stワンマン『RAMPAGE』1曲目の
RISE BlackY Remixにもヘドバンがありましたね。
2ndワンマン『RUMBLING』では2曲目のHurtが(ヘドバンこそないものの、2人の煽りがわかりやすくてとてもノリやすい曲) 似た役割だったんじゃないかと思っています。

03. Hurt

スタートダッシュの3曲目はHurt

1st E.P. 「EX MACHINA」に収録されている曲です。

(VESPERBELLのなかでは)古めで、MV化もされていない曲。
(なんなら、一時期はHurtだけYouTubeに音源がなかったような・・・)

そんなHurtですが、現地ライブでは皆勤賞です。
それはひとえに、クソ盛り上がってクソ楽しいから、ではないでしょうか。

イントロのOi!! Oi!!に、

ヨミがニコニコで🙆‍♀️を返してくれます。うれしい

続けてカスカさんのクラップ煽り。たのしい

これは「目を閉じても」のところで目を閉じるカスカさん。かわいいいい

映像が良くなったおかげで、表情や動きが細部までしっかりと見えます。
加えて、背景が黒一色なぶん、動きの一つ一つが良く映える。

そして、細かく見えるからこそ改めて気付く、カスカさんのステージングの良さ!!

音にバシっとハマる動作が指の先まで決まっているし、表情管理も完璧。
「かわいい」をやっているときはいつも通りカスカさんかわいいねぇえええええって感じだけど、「かっこいい」のスイッチが入った瞬間、いつものほんわかしたカスカさんとは別人のような存在感、オーラが出る。

歌以外のものも含めた『ステージ上の総合表現』として、こんなすごいものを持っていたとは・・・。
技術力が追いついて、カスカさんの本来の実力を発揮する舞台が整ったのでしょう。

そんなカスカさんのステージングが、ヨミとめっちゃバランス良いんですよねえ。
歌っている最中はゆったりと構えることの多いヨミ。
それがこんなに様になる人間、いないと思うんですよ。
ヨミの圧倒的な歌唱力があるからこそ、「風格」としてかっこよく見えちゃうんだと思います。

そうそう、Hurtといえばサビ終わりのロングトーンも魅せ場です。
今回もばっちり決まってました。
画像は良い感じのスクショが取れなかったので略。

あっという間に3曲が終わり、ステージが暗転します。

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