●MC①

――というわけで! 改めまして!!

VESPERBELLの、ヨミと!!

カスカです!!
うおおおおおおおおおおお!!!!!!
待ってたぜええええ!!!!!
喋ると一気に「いつものゔぇすぱ」に戻って、なんか、安心しますね。
MCが一言喋り終わるたびに楽器の合いの手が入ります。
これ、バンドのライブ!って感じで良い。


ライブお約束の、
準備はいいかー!?

声が小さいもう一回!

のくだりを回収。
そして。

今回は、オリジナル曲から、カバー曲まで!!
素晴らしい歌声を、あなたに。
カバー曲!!!!!
ワンマンライブでカバー曲を歌うのは、今回が初めてです。

ということで、やっちゃいましょう!

せーの、

完全!

感覚!!

Dreamer!!!!!
04. (cover01)完全感覚Dreamer
曲名コールから間髪入れずに入る、ドラム。

『ONE OK ROCK』の完全感覚Dreamer。
VESPERBELLの全カバーMVのなかで、2025年6月2日現在、最も多く再生されている曲です。
単純な人数で言えば、おそらく「最も多くのBELLSが聴きたいと思っていたカバー」でしょう。
しかも、MVはヨミのソロですが、今日はデュエットで聴けるんです。
これが盛り上がらないわけがない。

ヨミの完全感覚が天下無双かっこいいのは340万再生という数字が既に”証明”しているんですが、

カスカさん、、、負けず劣らず、かっこいい、、、!!
ヨミ相手に一歩も譲るまいとする気迫すら感じます。
ヨミはヨミで。
ライブの序盤、まだ4曲目だっていうのにゴリゴリがなるし、
Cパートの

かかってこいよLIQUIDォ!!!!!!!
の煽りなんてアクセル全開。
それでいて、ラスサビの「言おうが言わまいが無関係」のところは、きっちり『ONE OK ROCK』Takaリスペクトの歌い方。
収録音源(や百歩譲って歌枠)ならまだしも、ライブでこれやる技術力、どうなってんだよ・・・。
そしてすんごいのがBELLS。
VESPERBELLのカバーMVは150曲を超えています。
当然『BEYOND』用の予習なんて出来ないのに、シンガロングいけてるんですよね。
普段からゔぇすぱのカバーをいっぱい聴いてる証拠ですよ。LOVE。
曲の最後の「Can’t get enough!!」の瞬間、

照明が一斉にオレンジになり、2人が消える、という演出もかっこいい。
最初から最後まで、かっこよすぎ。
05. (cover02)キミシダイ列車
続いて、キミシダイ列車。
『ONE OK ROCK』の曲、おかわりです。
キミシダイ列車も、なにげにかなり人気が高いカバー。
2024年に出した全カバーMVのなかで、1日あたり再生数が1位です。
同じ『ONE OK ROCK』の曲でも、ゴリゴリにロックな完全感覚Dreamerとはテイストが異なり、爽やか成分多めな曲。
曲の雰囲気に合わせて、ライティングも橙・黄色・青・薄緑といった、柔らかな色が中心。

2人の、特にヨミの声も優しげ。
キーボードのピアノ音が風のように涼やかです。
この空気感、アルバム『革命』収録曲 Twilightのような感じ。
これは「僕らがそう感じられる喜びや悲しみは」の「悲しみは」で涙を拭うジェスチャーをするカスカさんです。
かわいいので共有いたします。

終始爽やかにキミシダイ列車が走り抜けていきました。

ステージが暗転。
そして、一瞬の暗闇を切り裂く光は、妖しい真紅。

――I am very, very crazy, very
06. (cover03) VORACITY

『MITH&ROID』のVORACITY。
この選曲は予想外でした。
「バンドでノる曲」というより「音源で世界に浸る曲」というイメージが強かったので。
その驚きも束の間。
メロパート。
バスドラム・タム・スネアが愉しげにハネるシャッフルビートが、シンプルながらノリ感抜群。
キーボードもきらびやかで、全体的な楽器数・音数が少ないのに寂しさを感じさせません。
一方で、伴奏の楽器数の少なさゆえに、ヨミとカスカのボーカルが際立つ。


聴かせるところでしっかりと妖艶に聴かせてくれるのが、ただ激しいロックをやるだけではないVESPERBELLの実力。

Anything can be eaten, even if you say no ――hahaha
ヨミの台詞もばっちり決まり、フロアが沸きます。
メロでのタメを一気に開放するサビの爆発力はしっかりとロック。

なんだよ、VORACITYライブにめちゃ合うじゃん!
リズムのノリの良さと静と動のメリハリがすごく映えます。
ライティングも、真紅をメインに対の青、そして真っ白のフラッシュが入り、曲の雰囲気にぴったり。
そしてヨミの、
Cメロ「醜悪を肯定せよ」での叫ぶような、
ラスサビ「この口腔の中」のロングトーンでの振り絞るような、がなり。

あまりにかっこいい。
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