●アンコールタイム
そして始まるアンコールタイム。
ところで皆さん。
1stワンマン『RAMPAGE』振り返り配信にて、ヨミとカスカさんが「アンコール始めるのは3,4分待ってほしい」と言っていたのを憶えていらっしゃるでしょうか?
今回。
2人が完全にフェードアウトしてから、アンコールが始まるまでの間。
34秒。
あまりに早くて思わず笑っちゃいました。
気持ちはわかるけども。痛いほど。
(たしか『RUMBLING』のときも30秒くらいだった気がします。4秒ぶん成長してる)
早く始めれば始めるほど、「アンコール」コールし続ける時間が長くなって、私たち自身が大変になります。
じっさい、私はフロア左側の裏拍オイ!!担当をやったのですが、ま~割と限界でした。
意地で完走しました。
それでも「アンコール」コールのリズムをキープ出来ていたのは流石、音楽を愛するBELLS。
しんどいはしんどいですけど、なんだかんだ楽しいですよね、アンコールコール。
そして今回は、生バンドライブ。
「バンドメンバーが帰ってくる」という激アツ確定演出。
そして数秒の後。

ステージに2人の姿が舞い戻り。
――運命を遮って 感情がScreaming
16. (Enc.1) 鳴動
アンコールありがとーーー!!!

まだまだ足りねえよなあ!!????

うおおおおおおお!!!!!!

アンコール1曲目は、鳴動。
英語タイトルはRumbling(YouTube Musicでの表記。)、すなわちE.P.『RUMBLING』の表題曲。
メジャーデビューしたVESPERBELLが「バーチャル」という括りを取り払って「いちアーティスト」として勝負するぞ、とブチ上げた曲です。
その心意気に相応しく、鳴動のサウンドはメタル的な高速ギターが暴れまわり、ドラムやベースの音も硬質、とことん攻撃的で尖ったものです。
『VEENA』のVEE氏はインタビューで「ラウドロックを真正面からやるような楽曲」と仰っています。
そりゃあもう、生バンドライブでやらないはずがない!!
しかし、収録音源をそのまま再現するのが最高のライブというわけではない、ということに改めて気付かされました。
ベースの音の太さが増し、ギターは2本から1本に減っただけでなく音作りも少し柔らかくなり、キーボードの彩りも加わりました。
また、会場の音響によって、音のエッジが少し丸まって厚み・膨らみを持ち、それらの音が響き・溶け合います。
そんな味付けが、今ここでは最高に気持ち良い!!!
あるいは、ライブ『RUMBLING』のときのように開幕一発目で演るのであれば、「収録音源通りの攻め攻めな音に決め決めのパフォーマンスを乗せて魅せる・圧倒する」という表現方針も大いに有りかもしれません。
ですが、VESPERBELLがアンコールで目指すところは「寸分の乱れもない完璧なパフォーマンスによってステージ上に1つの世界を完成させる」よりも「今この瞬間の熱を全員で分かち合う」であるように思います。
そんな鳴動には、まさに今回ここで鳴っているような音が最高にマッチしているのではないでしょうか。
ヨミとカスカは「バンドアレンジが一番良かった曲」としてBell Ringerを挙げていました。
たしかに原曲とのギャップで魅せた度合い・振れ幅の大きさという点ではBell Ringerに軍配が上がります。
ですが、私にはむしろ、原曲から小さい振れ幅で”今・ここ”に完璧にフィットさせた絶妙なさじ加減が刺さりました。
私のなかでは鳴動が「バンドアレンジが一番良かった曲」です。
ラスサビ前の間奏で入る、バンドメンバーそれぞれの魅せ場パート。

ギター、坂本!!


ベース、中村!!


キーボード・鳥山!!


ドラム・ホリエ!!

最高の音は、バンドメンバー各位のスペシャルな腕前があってこそ。
そして。

アンコールになっても衰えない、ヨミとカスカの歌唱力・ステージング。
「ステージ上の完成された世界を見せるよりも、フロアと熱を分かち合う」と言いましたが、それは決してパフォーマンスを疎かにすることではありません。
全身全霊をぶつけてきてくれるからこそ、私たちも魂まで響き、フロアに鳴動を生むのです。

●MC5
――ということで、

アンコールありがとうございま――す!!!!

ありがと――――!!!

そして改めてバンドメンバー紹介。
ギターの坂本夏樹さん。

ベースの中村圭さん。

キーボードの鳥山昴さん。

(この画像ほんまに星野源。靴下ほしい。)
ドラムのホリエマムさん。

VESPERBELLとBELLSの間に立ち、次元の壁を超える架け橋となってくれた4人に、ヨミとカスカ、そしてBELLSから、感謝の拍手。

改めて、最高の演奏・ステージをありがとうございました!!!
余談ですが、坂本ニキのギター替わってる??と思って確認したら、

鳴動の終盤で弦が切れちゃったんですね。

これは急いでギターを交換する坂本ニキを凝視する鳥山さん。
余談終了。

早いんですけど、次がほんとのほんとのほんとに、ラストになります
ええええええええええええ!!!???
えーーーーーーーー!!!

カスカさんの「えー」のポーズが可愛かったのでちょっと笑っちゃった。
めっちゃ楽しかったでしょ?でも


最高!!!!!と応えるフロア。

それでは聴いてください。
本当のラストの曲になります。

――RISE
17. (Enc.2) RISE
照明が落ち、歓声も静まり、光も音も消えたLIQUIDROOM。
数秒の後、2人だけがスポットライトに浮かび上がる。

――RISE 駆け出して 心が向かう明日へ

2人の歌声が、静寂を切り裂く。
そして始まった、この日最後の曲、RISE。
頭サビが終わり、全身でフロアを煽る2人。

全員で手拍子してくれよな!!

いくよ!!??
て! びょ! お !し!!!!

煽りにしっかり応えるフロア。
このAパート、伴奏がバスドラとハイハットとギターだけで至ってシンプルです。
そのぶん手拍子の音が強く大きく響く。
「クラップと歌声が一つになっている」感じがしてすごい好きです。
サビの入りは、恒例の
行くぞーー!!!

行くよーー!!!

1番ではヨミが、2番ではカスカがハイジャンプ。
からの、サビでは

もっともっともっともっと!!!!!

ここめっちゃ楽しい!!!


ファンサービスも忘れない2人。
今まで何度もライブで歌ってきた曲だからこそ、歌以外のところにも遊び心いっぱい、めいっぱいフロアを楽しませようという心尽くしを感じます。


「駆け抜けていく」で走り出す2人。
そして最後まで歌い終わり、からのわちゃわちゃ続くバンドライブのアレ。


ステージを回る2人。
ありがとうLIQUIDーーー!!

最っっっ高のライブだったよ!!
愛してるよ!!!!!



ありがとう、VESPERBELLでした!
またねー!!

照明が落ち、最後にVESPERBELLのロゴが映り。

開演から約1時間30分。
オリジナル8曲。
カバー9曲。
合計17曲。
終演。
コメント